こんにちは!みんなは夏になるとセミの声やチョウチョの飛ぶ姿を見たり聞いたりすることがあるよね。そういう虫たちは、私たちの身のまわりの自然や暮らしにとって、とっても大事な役割を持っているんだよ。
でも、アメリカの大学で虫の数がすごく減っていることがわかったんだって。今日はそのお話をやさしく紹介するね。
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虫が減っていることがわかった場所はどこ?
アメリカのコロラド州というところに、小さな山のそばのきれいな草原があるよ。そこは人間の影響がとても少なくて、自然がそのまま残っている場所なんだ。
科学者のソックマン先生は、その場所で20年間にわたって毎年、飛んでいる虫の数を数えて調べたんだよ。すると、だんだん虫の数が減っていて、20年でなんと72%も虫がいなくなっていたんだ!
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昆虫ってどんな虫?
わかりやすく言うと「昆虫」は、アリやテントウムシ、チョウ、ハチ、カブトムシなど、小さくて羽がある虫たちのこと。これらは、花の蜜を吸ったり、土の中のくさった葉っぱを食べて自然を元気にしたりしているよ。
例えばミツバチは花の受粉を助けて、リンゴやイチゴなどの果物が育つ手伝いをしているんだ。もしミツバチがいなくなったら、おいしい果物も少なくなっちゃうかも!
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なぜ虫が減っているの?
ソックマン先生の調べたところによると、夏の気温がどんどんあがっていることと関係しているみたい。つまり、地球の気温が暑くなると、虫たちは住みにくくなってしまうんだ。
みんなも暑すぎると元気がなくなったり、水がほしくなったりするよね?虫たちも同じで、気温が高すぎると生きづらくなるんだ。
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虫が減ると何が困るの?
虫は自然の「お仕事人」なんだ。たとえば:
- 花を助けるハチやチョウ:花粉を運んで果物や木を育てるよ。
- 土をきれいにする虫:くさった葉っぱや木を分解して、土をやわらかくするよ。
- 小さな虫を食べる鳥たち:虫がいなくなると、鳥も困るかも。
だから虫が減ると、自然のバランスがくずれてしまうんだ。
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まとめ:みんなの生活と未来に役立つ虫の話
虫は私たちが食べる果物や野菜を作るお手伝いをしているんだ。だから虫が減ると、おいしい野菜や果物が少なくなる可能性があるよ。
例えば、おうちの庭や公園でセミやチョウを見つけたら「ありがとう」と思ってみよう。また、夏はあまりエアコンを強くしすぎず、地球が暑くならないようにできることを考えてみるのもいいね。
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親子で考えてみよう!
- みんなはどんな虫を見たことがある?
- 虫を見かけたとき、どんなことを感じる?
- 地球の温度が上がると、虫や動物にどんな影響があると思う?
虫が減る理由や私たちができることについて、家族やお友だちといっしょに話してみてね!
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くわしくはこちら
Insects are disappearing from the last places we thought were safe (Sep 23, 2025)
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いつも自然の中の小さな虫たちにも、ありがとうの気持ちを忘れずに!これからもいっしょに地球を大切にしていこうね。