はじめに 〜みんなで協力きょうりょくするって楽たのしいよね!〜
みんなは学校や家で、友達や家族と協力して何かをしたことあるかな?たとえば、みんなで掃除をしたり、グループで自由研究をしたり。1人よりもみんなで力を合わせたほうが、もっといいものができることがあるよね。
コンピューターの世界でも、たくさんのロボットやAI(人工知能)たちが協力できたら、難しい問題をもっと上手に解決できるんだ。今日は、「AIがチームみたいに話しあって協力する技術」について、わかりやすくお話しするよ。
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AIも人ひとみたいに話はなしあえるの?〜ロボットの会議かいぎって?〜
1台のAIだけじゃなくて、いろいろな得意なことが違うAIが集まって手伝い合う仕組みを「マルチエージェントシステム」っていうよ。
でも昔は、それぞれのAIがバラバラに仕事をしていて、お互いの計画をうまく合わせられなかったんだ。たとえば、会社でいろんな部署が協力して大きな企画を作るとき、みんながバラバラに動いていたら、どこかでミスが起きたりまとまりがなくなったりしちゃうよね。
そこで、NTT(日本の大きなIT会社)が、AI同士がおしゃべりをしながらお互いの考えを理解し、チームみたいに協力できる新しい技術を作りました!
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AIがどうやっておしゃべりするの?〜人間にんげんの記憶きおくをまねして〜
人間は、いろんな経験や知識を頭の中にためて、それを使って問題を解決したり、友達と話したりしますよね?
このAIチームも、「エピソード記憶」(自分の経験みたいなもの)と、「意味記憶」(知っている事実やルールみたいなもの)を持っていて、お互いに教えあったり話し合ったりしながら、もっといい答えを作り出すことができます。
たとえば、お茶の会社の計画を立てるとき、
- あるAIはお茶の味のことをくわしく知っていて、
- 別のAIはお店や広告について考え、
- さらにほかのAIはお客さんの好みを調べている
…みたいに、それぞれの得意なことをもちよって話し合い、みんなが納得できるすてきな計画を作り上げることができるんだ。
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これが未来みらいの生活せいかつに役立やくだつよ!〜AIがもっと人間にんげんの力ちからになる〜
このAIチームの技術が進むと、
- 会社がお客さんのいろんな要望に合う商品を作れるようになるし、
- みんなに便利で楽しいサービスがどんどん増えていくよ。
たとえば、あなたが好きなお茶の味や飲み方のアイデアをAIがもとに考えて、新しい飲み物やイベントを提案してくれるかもしれません。
将来、AIが人間と一緒に話し合って、もっと楽しくて役に立つものを作るお手伝いをしてくれるようになるんだよ。
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まとめ 〜親子おやこで話はなししてみよう!〜
今日は、たくさんのAIがチームのように話し合って協力する技術のお話をしました。これは、ただのロボットじゃなくて、「考えたり理解したりできるチーム」みたいなものなんだね。
おうちでの話題にできる質問例:
- 「お友だちと協力したことある?どんなことを一緒にやったの?」
- 「もしAIが学校のグループ活動にいたら、何をしてほしい?」
- 「将来の仕事で、ロボットやAIにどんなことを手伝ってほしい?」
こういう質問をして、大好きな家族や友達と話してみよう!AIがどうやって私たちの生活を手助けしてくれるか、考えるのはとっても楽しいよ。
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もっと知しりたい人ひとへ
この記事は、NTTが2025年に発表した「AI同士が話して協力する新しい技術」についての記事をもとにしています。
元の記事はこちらから読めます):
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これで、未来のAIチームのおはなしはおしまい!また一緒にいろんな科学のお話をしようね。


