こんにちは!みんなは「南極」って知っているかな?南極は地球の一番下にあって、いっぱい氷でおおわれているところだよ。今日は、南極の氷や海、そこで暮らしている動物たちに、今なにが起きているのかをわかりやすくお話しするね。
—
南極なんきょくの氷こおりがとけちゃうかも?
南極の西側にある「西南極氷床」という大きな氷のかたまりは、気づかないうちにどんどんとけているかもしれないんだ。これが全部とけちゃうと、海の水がいっぱいふえて、なんと世界の海の水位が3メートルも高くなってしまうんだよ。
3メートルってどれくらい?たとえば学校の机の高さよりずっと高い!そうなると海の近くに住んでいる人たちはおうちが水にうまってしまって、大変なことになるんだ。
—
なぜ氷こおりがとけるの?
それは「地球のあたたかさ」が原因だよ。ぼくたちが車や工場で使うエネルギーから出る「二酸化炭素」が増えて、空気が暖かくなっているんだ。これを「地球温暖化」って言うよ。
氷のまわりの海の氷も少なくなってきているんだ。海の氷がとけると、太陽の光を吸収する水の面積が増えるから、もっとあたたかくなって、また氷がとけてしまうよ。この悪いサイクルを、「フィードバックループ」って呼んでいるんだ。
—
南極なんきょくの動物どうぶつたちも困こまっているよ
南極にはペンギンやアザラシなど、寒いところに住む動物がいるよね。ペンギンの赤ちゃんは、氷の上で安全に育つんだけど、氷がなくなると育つ場所がなくなってしまうんだ。最近、赤ちゃんペンギンがうまく育たない場所が多くなっているそうだよ。
さらに、小さなエビの仲間「クリル」や海のプランクトンも減ってしまうと、ペンギンやアザラシのエサも減って、みんな生きるのが難しくなるんだ。
—
わたしたちのくらしにも影響えいきょうがあるんだ!
南極の氷がとけることは、日本やオーストラリア、そして世界中の海岸に住む人たちにも関係しているよ。海の水が増えると、海岸が水につかりやすくなってしまうし、海の生き物も困ってしまうんだ。
—
これからぼくたちにできること
南極の氷を守るためには、地球をあたためている二酸化炭素を出す量をへらさないといけないよ。車に乗るのを減らしたり、電気をむだづかいしないようにしたり、みんなで協力することが大切なんだ。
たとえば…
- 学校のライトやテレビを使わないときは消す
- 自転車に乗ることを増やして車に乗るのをへらす
- ごみを分けてリサイクルする
こういったちょっとしたことも、地球の氷を守る力につながるよ。
—
おうちの人ひとと話はなしてみよう!
—
1. 南極の氷がとけたら、ぼくたちの町はどうなるかな?
2. みんなでできる地球を守ることって、どんなことがあると思う?
3. ペンギンの赤ちゃんが氷の上で育つって、どんなふうに守ってあげたい?
—
まとめ
南極の氷がおおきくとけると、世界中の海が高くなってしまい、魚やペンギンなどの動物もこまってしまうよ。ぼくたちが毎日できることを少しずつやって、地球を守ることがとても大事なんだね。大人になったら、もっとすごい技術で地球を助けるかもしれないし、みんなで力を合わせて未来を明るくしよう!
—
参考さんこうリンク
この記事はオーストラリア国立大学の新しい研究をもとにまとめました。
Antarctica’s collapse may already be unstoppable, scientists warn (Nov 6, 2025)


